ショート動画とは?人気の理由と企業が取り入れるメリット・デメリット
Release 2023.01.24
Update 2023.06.14
最近TikTokやYouTubeショートなどでトレンドになっている「ショート動画」。
ショート(Short)と呼ばれている通り、短い動画であることが特徴の動画です。
YouTubeやInstagram、TikTokなどのサービスで人気のショート動画は、活用方法によって費用対効果の大きい宣伝頭にすることも可能です。
▼この記事はこんな人におすすめ
・効率よく自社商品やブランドを宣伝したい企業
・自分の知名度を上げたい個人事業主
・スマホだけで簡単に動画をアップしたい人
・広報活動や採用活動で好印象を広めたい企業
・本編動画への入り口を広げたい人
みなさんの中にも日頃から、YouTubeやInstagram、TikTokなどのアプリを開いて楽しんでいる、という人は多いでしょう。
無料で使えるということもあり、多くの人にとって身近な存在になっています。
利用者が多いほど、ターゲットの目に届くきっかけも増えるということ。
つまりショート動画は、うまく活用しないともったいないサービスです。
この記事では
「ショート動画に取り組むべきかわからない」
「どんなショート動画を始めれば良いか悩んでいる」
「ショート動画をどう使うのが効率的か知りたい」
このような人に向けて、ショート動画の特徴から、企業や自治体がショート動画を活用するメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
INDEX
ショート動画とは?トレンドになった理由は?
「ショート動画」と言うと主に、YouTubeサービスの一つであるショート動画を
意味します。
似たように短い動画サービスを行なっているアプリは、全部で主に3つあります。
①TikTok
②Instagram(リール)
③YouTube(ショート動画)
それぞれの主な違いをまとめると、下記のようになります。
再生時間の制限 | 表示方法 | BGM提供 | |
①TikTok | 3分 | おすすめ型 | あり |
②Instagram(リール) | 30秒 | 通常投稿とミックスのおすすめ型 | あり |
③YouTube(ショート動画) | 60秒 | 検索中心型 | なし |
ショート動画①:TikTokの特徴とは?
TikTokは他2つのアプリと比べても、最近人気が上がり始めたサービスです。
利用者層は圧倒的に10代が多く、初心者でも数万回の再生回数を出しやすいのが特徴です。
TikTokそのものが、短い動画再生のためのコンテンツになっています。
YouTubeのショート動画にはないBGMの提供にも対応しているため、主にダンスや歌を動画にして楽しむ用途で使われることが多いです。
とはいえ、面白動画やドッキリ動画、タメになる動画がバズることも珍しくありません。
スワイプで短い動画を流し見できるため、次から次へとおすすめされた動画を観てしまうという中毒性があることが、人気の理由の一つです。
10代の若い世代をに向けて発信をした企業や、流行を作り出す年代に知ってもらいたい企業なら、TikTokがおすすめです。
ショート動画②:Instagram(リール)の特徴とは?
Instagram自体はTikTokとは違い、動画専用のサービスではありません。
写真の投稿などと同じタイムラインに、今までイイネボタンを押したものに似たリール動画のおすすめが表示されます。
アカウントの投稿画面からは、通常の写真投稿欄とリール投稿欄を分けて確認することが可能です。
「この人のリールが面白い」と思ったらフォローをしてリールだけ観る、などの活用方法をすることもできます。
利用者は主に20代~30代ですが、TikTokと比べると40代以上でも親しみやすいのが特徴です。
タイムラインにはフォローしている人に混ざって、似たコンテンツをアップするユーザーのリールも自動的に流れてくるため、同じ界隈に興味がある人の注目を集めやすいです。
音を出さずに読んで楽しめるよう、字幕をつけて投稿するなどの工夫をしている人が、より多くのユーザーの目を引いています。
ショート動画③:YouTube(ショート動画)の特徴とは?
YouTubeはTikTokやInstagramと比べても、圧倒的に広い年代層が使っているサービスです。
もともと動画配信をしており、数分~数十分に渡る長い動画で人気を集めています。
60秒以内の動画の場合は「ショート動画」として、通常の長時間動画とは別枠で投稿が可能です。
「YouTubeショート」と呼ばれる専用のタブが用意されている一方で、通常動画と同様に「高評価ボタン」「低評価ボタン」「コメント」ができる点では馴染みやすいコンテンツでしょう。
YouTubeショート用の専用アプリを使えば、撮影から動画編集までまとめて行えます。
使える楽曲やフィルターはYouTube用に用意されたものがあるため、それだけで動画の投稿ができるのが手軽です。
最近では、ユーザーが検索しているキーワードに近い動画を、ショート動画専用枠でおすすめ表示してくれるように改良されています。
普段は長時間動画しか観ないユーザーの目にもつきやすくなっているので、より幅広いユーザーの目につくようになることが期待できます。
長時間動画を作るよりも圧倒的に投稿のハードルが低いのも、ショート動画の魅力でしょう。
ショート動画はなぜ人気?トレンドの理由とは
ショート動画が人気な理由は何より、見る側と作る側両方にとっての手軽さにあるでしょう。
数十分に渡る動画を制作する場合、何時間にも渡る編集が必要になるケースが多いです。
一方でショート動画の場合、その場でサクッと撮影し簡単な編集をするだけでも、見応えのある動画にすることができます。
観る側としても、何十分にも渡る動画をダラダラと観るより、数分の間だけ暇潰しができる動画が観られる手軽さがあります。
「YouTubeの数十分の動画を観るほど時間はないけど、ちょっと気晴らしに面白い動画が観たい」というときに、ショート動画が役立ちます。
せわしなく時間を過ごす現代人にとって、痒い所に手が届くサービスであることが、トレンドの一番の理由と言えるでしょう。
それでは、ここからは主にYouTubeのショート動画について、詳しく深掘りしていきます。
【デメリット】企業や自治体がショート動画を活用すべき?
ここまで、ショート動画の特徴をご紹介してきました。
特徴だけ見るとメリットしかないように感じますが、デメリットもあげていきます。
①ショート動画を収益化することはできない
②通常動画とショート動画が混ざって見にくい
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
ショート動画のデメリット①:ショート動画を収益化することはできない
YouTube動画には広告を貼ることができるので、動画のアップ自体が収益化になる可能性があります。
通常は5分の動画に1回などのペースで広告を貼り、表示されるごとに収益になるという仕組みになっています。
一方でショート動画は短すぎるため、広告を貼ることができません。
YouTuberとして動画のアップにより収益化をしたいと考えているなら、ショート動画は直接的な収入にはなりません。
ショート動画のデメリット②:通常動画とショート動画が混ざって見にくい
YouTubeにとってショート動画はまだ新しい試みであるため、ショート動画を観る際の使い勝手が悪いです。
アカウント上で通常動画とショート動画が混ざってしまうため、どちらかだけを観たいというユーザーにとっては不便さがあります。
とはいえYouTubeは現在ショート動画に力を入れているのがわかるため、改善された頃にはショート動画ユーザーがさらに増えることが予想できます。
【メリット】企業や自治体がショート動画を活用すべき?
次はショート動画を活用するメリットについてもご紹介します。
結論、活用方法を間違えなければ、ショート動画は活用すべきメリットばかりです。
①チャンネル登録者数が増える
②知名度が上がりやすくなる
③これからもっと伸びる市場である
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
ショート動画のメリット①:チャンネル登録者数が増える
ショート動画をアップし始めた結果、2ヶ月で5,000人以上の登録者数が増えたという経験者もいるほど、チャンネル登録者への影響は大きいです。
今まで届くことのなかったユーザーまでショート動画が届くため、チャンネル自体に興味を持ってくれる人を見つける手段になります。
ショート動画のメリット②:知名度が上がりやすくなる
YouTubeでは、ユーザーが検索しているキーワードに基づいて、近いキーワードを入れてアップされたショート動画を表示してくれます。
動画が目に止まり、面白いと思ってもらえれば動画を通じて存在を知ってもらえるという流れです。
ショート動画を通して爆発的に知名度を上げた企業については、下記で具体的に紹介しています。
ショート動画のメリット③:これからもっと伸びる市場である
YouTubeのショート動画は、まだまだこれから伸びる市場です。
これからにプラットフォームが改善されれば、ショート動画を観る人や投稿する人も増えていきます。
伸びる市場にいち早く足を踏み込めれば、波に乗りやすいです。
ショート動画の活用事例を紹介!
ショート動画の活用事例を具体的にお見せしていきます。
「自分の会社ではどうやってショート動画を活用できるかな?」という方は参考にしながら、特徴をおさえてみてください。
『大京警備保障株式会社』
チャンネル登録者数:109万人(2023年1月)
『大京警備保障株式会社』チャンネルは、警備業の社長や社員たちがほがらかな印象を作るために動画をアップしています。
お堅い印象の警備業ですが、社員たちが楽しそうに交流している姿を投稿し、企業の知名度と印象を一気にアップさせました。
ただのどこにでもいそうなおじさんたちが、楽しそうに踊ったりふざけあったりしているところをみるだけの動画です。
そのほがらかな光景が、企業に対する親近感につながっているのがわかります。
企業イメージアップのためにショート動画を上手に使った企業の代表例と言えるでしょう。
『Food Shock フードショック』
チャンネル登録者数:11.1万人 (2023年1月)
「Food Shock フードショック」チャンネルでは、日本や海外にある屋台など飲食店を紹介するチャンネルです。
作っているところから出来上がりまでを撮影し、最後にはお店の人がお店とチャンネルの紹介をしている動画になっています。
軽やかな音楽で陽気な雰囲気を作り出しているので、気軽に楽しい気持ちになって動画をみたいという人が流し見しやすいでしょう。
このチャンネルに紹介された人たちがファンになってしまうのはもちろん、このチャンネルに紹介されたいという飲食店からも注目をあびるはず。
各地の美味しいものをめぐるのが好きな旅行家などからも人気を集めるチャンネルです。
『ぷりんす【ディズニー情報まとめ】』
チャンネル登録者数:7.84万人(2023年1月)
「ぷりんす【ディズニー情報まとめ】」チャンネルでは、ひたすらディズニーで起きた素敵な場面を紹介しています。
まさにファンによるファンのためのチャンネルですが、最近では長時間動画もアップしており、収益化に踏み込んでいるのがわかります。
ショート動画単体ではいくらバズっても収益化をすることはできない一方で、知名度を上げたり、ファンを作るための導線として利用するのがスマートです。
知名度アップの方法を考えている、という企業や個人なら、ショート動画の活用が向いています。
ショート動画を制作したい!動画制作はプロに丸投げも◎
YouTubeのショート動画に限らず、TikTokやInstagramのショート動画は今、かなりトレンドが来ています。
とはいえ、
「ショート動画を導入したいけど、動画制作なんてしたことないし不安…」
「今の業務で手一杯だから、動画制作にかける時間はない」
「どんな動画を作れば良いか、アドバイスから必要」
という方も多いでしょう。
そんなときは、プロの動画制作会社に丸投げしてしまうのも戦略の一つ。
ショート動画は上手に使えば好転しますが、間違った使い方をすると企業のイメージダウンにもつながってしまうため、慎重に踏み込む必要があります。
弊社では、動画制作に関して知識のない方でも、無料でご相談いただけます。
ショート動画の制作に興味がある方は、お気軽にお問合せください。