ブランディング動画のメリットと制作のコツ|具体的な活用事例も解説
Release 2021.05.11
Update 2022.06.07
コロナ禍で思うような活動ができない今、ブランディング動画の制作を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、制作したは良いものの何も成果を得られなかった…なんてことは避けたいですよね。ブランディング動画は制作することで様々なメリットを得られますが、うまく活用できなければ請求書だけが残るという事態も考えられます。この記事ではブランディング動画のメリットや制作する際のコツ、また活用事例について解説していきます。
INDEX
ブランディング動画とは
ブランディング動画とは企業の商品・サービスの認知度やブランドイメージの向上を目的として制作される動画のことです。直接的に購買意欲を煽るのではなく、まずは興味を持ってもらうという構成になります。商品・サービスの特徴を紹介することでその商品・サービスがどれだけ素晴らしいのかという「価値」を伝えられますし、経営理念やビジョン、世界観を伝えることでユーザーに信頼性や安心性を与えることができます。また採用活動においても自社のことをよく理解した求職者が多くなるため双方のミスマッチを軽減する効果も期待できます。
ブランディング動画のメリット
ブランディング動画を制作するメリットは主に3つです。
文章よりも伝えられる情報量が多い
動画で伝えられる情報量は文章で伝えられる情報量の5,000倍だと言われています。
実際に商品・サービスを使用している様子や社内の雰囲気、また働いている人を映すことができるのも動画の強みの一つです。文章よりも直接的に見せることができ、また視覚と聴覚を使わせることで印象に残る請求を行うことができます。また若い人は文章よりも動画を好む傾向にあるので、若い人に訴求を行いたい場合にブランディング動画は効果的と言えるでしょう。
SNSでの拡散が期待できる
SNSでは有益な情報を積極的に拡散する風潮があります。
ユーザーに対して役立つ情報を提供することができれば拡散され、より多くのユーザーに見てもらえるようになります。このことから自社のアカウントを持つこともおすすめです。
ブランディング動画を見て興味を持ったユーザーが自社アカウントをフォローしてくれるとそのまま見込客となってくれます。SNSは媒体によってそれぞれ年齢層が異なるので自社の製品・サービスがどの層をターゲットにしているのかを考える必要があります。
自社の製品・サービスのターゲットユーザーが多く利用しているSNSを選択しましょう。
BtoBでも利用できる
ブランディング動画はBtoB企業への営業にも利用できます。
動画は文章よりも多くの情報を伝えられるため目に見えないような無形商材や専門性の高い機器などの説明もわかりやすく行うことが可能です。実際にブランディング動画を制作したことで営業時の成約率が上がったという報告は多く挙がっています。
ブランディング動画で成果を上げるためのコツ
ブランディング動画で成果を上げるには以下の4つを抑えるようにしましょう。
自社の強みを取り入れる
自社の強みを動画内に取り入れることで他社との差を示すことができます。
自社が競合他社よりも優れている部分はどこなのかを考えてみてください。自社の強みはそのままブランディングに大きく関わってくるのでこの行程を疎かにすると何も成果を得ることはできないでしょう。
伝えたい内容を一つに絞る
ブランディング動画を制作する際には伝えたい内容を一つに絞るようにしましょう。
商品やサービスの紹介も詳しく行いたいし、経営理念やビジョンについても伝えたい。これでは動画自体が長くなってしまい結局何も伝えられないと言うことになりかねません。伝えたい内容を一つに絞ることでより印象に残りやすくなり成果を上げるブランディング動画を制作することができます。
ストーリ性があると良い
ブランディング動画にドラマのようなストーリー性を取り入れることで、ユーザーの興味を惹くことができます。ただ説明をされただけでは「へー」で終わってしまうような人だったとしても、ストーリー性にすることで感情に訴えることができればアクションを起こす場合があります。
ただし、感動や共感を与えようとしすぎるとわざとらしい動画になってしまい逆効果となってしまうので注意が必要です。
動画の冒頭に力を入れる
ブランディング動画を最後まで見てくれるのかは動画の冒頭で決まります。
冒頭で「なんか面白そう」や「ためになりそう」と感じさせることができるかがポイントです。例えば凝った派手な編集にする、印象に残る言葉を入れるなどが方法として挙げられます。
ユーザーが受動的ではなく能動的に見てくれるようなブランディング動画が理想的です。
ブランディング動画の活用事例
ブランディング動画を制作している企業はどのように活用しているのでしょうか。
実際にブランディング動画を活用している事例を3つ紹介していきます。
RIZAP(ライザップ)
この動画はRIZAPが制作した、自社のプログラムに取り組めば確かな効果を得られることを的確に伝えているブランディング動画です。プログラムに取り組む前と後の女性の姿を載せることで、どうしても「本当?」と思いがちなものでも信ぴょう性が高くなり、よりユーザーの印象に残りやすくなっています。ライザップといえばこの動画を思い浮かべる人も多い為、ライザップのブランディングは成功しているといえるでしょう。
佐川急便株式会社
この動画は佐川急便が制作した、佐川急便に就職した娘と母の関係をストーリー調にして仕上げたブランディング動画です。新卒の学生に向けた採用動画として利用されています。
佐川急便に就職した娘が毎日の業務に追われ辛い思いをしつつも仕事ができるようになるという過程が収録されています。
新卒の学生が佐川急便の業務内容や仕事のやりがいについて理解できる構成となっています。また母と娘という登場人物を出し、ストーリー調にすることで感情移入しやすいものに仕上げられています。
三菱地所ホーム
この動画は三菱地所ホームが制作した、自由設計注文住宅サービス「ONE ORDER」と他の注文住宅との差についてを解説しているブランディング動画です。
自社の強みを取り入れることで「どこで依頼しても変わらない」という考えを持っている人にアプローチすることができるだけでなく、競合他社との差別化につながっています。
一言目に「実は自由設計には差があります」という言葉を持ってきているのもユーザーを引き寄せる一つの要因として働いています。この一言があるのとないのとでは離脱率が大きく異なるでしょう。
まとめ
ブランディング動画を制作することで商品・サービスの認知度やブランドイメージの向上を図ることができます。しかし、その反面で制作するブランディング動画の質が低ければイメージを下げてしまうことも考えられます。自社で制作を行うのが難しい場合には専門の業者に依頼することをおすすめします。
この記事で解説したブランディング動画のメリットや活用事例を参考にしながら自社のブランディング動画の制作を検討してみてください。