YouTube広告とは?5種類の違いと目的別の使い分け方法を徹底解説
Release 2021.05.28
Update 2022.06.15
「YouTube広告」と言えば、YouTube動画の前後や途中に挟まれていて「スキップ」ボタンを押すのを待つ「動画広告」を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし実際には、YouTube広告には5つの種類があります。
「広告を出して知名度や売り上げを伸ばしたい」
「効率的に広告を出す方法を知りたい」
この記事では、このようにお考えの方が、ご自身の企業にぴったりの広告を見つけられるように執筆しています。
- この記事でわかること
- YouTube広告5種類の使い方
- 5種類の広告それぞれの効果
- 広告の使い分けポイント
自社がどんなYouTube広告を出すべきかを理解して、活用してみて下さい。
YouTube広告の種類5つ!違いと効果とは?
YouTube広告には、下記の5種類が存在します。
- TrueViewインストリーム広告(スキップ可能な広告)
- バンパー広告
- TrueViewディスカバリー広告
- オーバーレイ広告
- バナー広告(ディスプレイ広告)
それぞれの違いは表示方法や、視聴者に対する訴求方法です。
5つの特徴と、効果をお伝えします。
YouTube広告の種類①:TrueViewインストリーム広告(スキップ可能な広告)
誰でも一度は見たことがある、動画が流れる広告です。
動画の再生前、動画視聴後、動画の再生途中に挟まれる、スキップ可能な3分以内の動画広告です。
広告動画の再生5秒後にスキップボタンが表示されるのが特徴です。
以前は「スキッパブル広告」と呼ばれる「スキップ」ができる広告と、「ノンスキッパブル広告」と呼ばれる「スキップ」ができない広告が存在していましたが、ノンスキッパブル広告の評判が悪かったため2018年以降、Googleが廃止しました。
その代わりに始まったのが、下記でご紹介する「バンパー広告」です。
✔TrueViewインストリーム広告の効果とは?
スキップできるまでの5秒間の間に視聴者に興味を持ってもらえれば、広告を最後まで見てもらえる確率が上がります。
しかし、ユーザーが本動画見たさにスキップボタンの表示を待っているだけの場合、広告に意識を向けてもらうのは難しいと言えます。
インストリーム広告は、認知度を上げる目的には向いていないと言えます。
一方で、広告に興味を持ったユーザーにだけしっかりとアプローチをして顧客化する、ということを目的にしている場合には、商材に興味を持ってもらいやすいです。
YouTube広告の種類②:バンパー広告
バンパー広告は、6秒以内の「スキップができない」広告です。
基本的には動画が再生される前に、スキップ不可能な動画広告を挟む形の広告になります。
6秒以内であり比較的短いため、ユーザーが広告に対して不快感を覚えにくいのも特徴です。
バンパー広告は「ノンスキッパブル広告」と同様、1000回表示されたときに課金される「インプレッション課金型」の広告になります。
✔バンパー広告の効果とは?
スキップができない広告のため、着実にユーザーに対する認知度を上げられます。
6秒と短い間でユーザーにポイントを届けることができれば、商材に興味を持ってもらいやすいです。
YouTube広告の種類③:TrueViewディスカバリー広告
動画を視聴しているときに、右側に「関連動画欄」に出てくる広告です。
興味を持ったユーザーが「クリック」をしないと視聴することができないため、広告に対するネガティブなイメージを持たれにくいのが特徴です。
クリックをされることで、動画広告に飛びます。
ディスカバリー広告はクリックされたときに料金が発生する「クリック課金型」の広告です。
✔TrueViewディスカバリー広告の効果とは?
ユーザーにクリックをされるまで費用がかからず、興味のあるユーザーだけに絞って広告の効果を発揮することができます。
興味のないユーザーを取り込んで顧客化する力は弱い一方で、着実にユーザーを絞り込むことに長けています。
YouTube広告の種類④:オーバーレイ広告
視聴中の動画の下部分に、バナー形式で表示される広告のことです。
ユーザーの動画視聴を邪魔しにくいため、ネガティブな印象を与えにくいことがあげられます。
画像かテキストで作られた横長468×60あるいは728×90の2パターンのバナーを表示させることができます。
尚、下記でご紹介する「バナー広告」とは別物です。
✔オーバーレイ広告の効果とは?
ユーザーの、動画に対する集中力が欠けたときにクリックされる可能性があります。
ユーザーの視界に入りつつ、広告に興味を持ってクリックをしたユーザーを誘導できるため、商材の利用希望の高い顧客を集めることができます。
YouTube広告の種類⑤:バナー広告(ディスプレイ広告)
バナー広告は、関連動画上部分一面に表示されます。
上記でご紹介したディスカバリー広告では動画広告に飛ばすことができる一方で、バナー広告では外部のリンク先に飛ばすことができます。
例えば商材を売りたい場合、ランディングーページへ直接ユーザーを誘導できるのがバナー広告です。
✔バナー広告の効果とは?
ユーザーがクリックをしたときにだけ表示されるので、関心の高いユーザーだけに絞って宣伝ができます。
クリック型の課金方式をとっているため、興味のない人はクリックしないバナー広告では、予算に無駄なく広告を出せます。
ただし、もともと興味を持っていないユーザーにはリーチするのが難しいため、新しい顧客開拓には不向きです。
どんな広告を出すべき?YouTube広告の使い分けポイント
「広告の種類はわかったけど、具体的に自社で使う広告にはどれを選ぶべきかわからない」
という方に向けて、YouTube広告を使い分ける時のポイントをご紹介します。
YouTube広告は、目的によって使い分けることをオススメします。
目的は大きく分けて2種類になるはずです。
- 商品やサービス、ブランドの知名度を上げたい
- 見込み顧客を増やして商品の購入をしてほしい
広告を出したいと考えている企業は、「認知度アップ」と「購入見込み客の獲得」どちらかを目的としているはずです。
もちろん両方に効果があるのが一番ですが、広告それぞれの強みを生かした宣伝をすることが効果的です。
「認知度アップ」と「購入見込み客の獲得」、それぞれに向いている広告の種類をご紹介します。
YouTube広告の使い分け方①商品やサービス、ブランドの知名度を上げる
商品やサービス、ブランドなどの知名度を上げたい場合にはオススメなのは、前章でお伝えした①と②です。つまり、下記の2つ。
- TrueViewインストリーム広告
- バンパー広告
YouTube動画を視聴しているユーザーの目に必ず届く広告なので、認知度を上げるのにぴったりです。
TruwViewインストリーム広告の場合、スキップをされてしまうと観てもらえない広告になってしまいますが、最初の5秒間で着実に認知度を上げることができます。
YouTube広告の使い分け方②見込み顧客を増やして商品の購入を促進する
購入見込み客の獲得をしたい場合には、前章でお伝えした③、④、⑤の広告がオススメです。つまり、下記の3つ。
- TrueViewディスカバリー広告
- オーバーレイ広告
- バナー広告
いずれも、興味のあるユーザーが自主的にクリックをすることで宣伝先に飛ぶ広告です。
ユーザーがクリックをすることで課金されるため、最低限の費用で見込み客のみに絞りこむことができます。
無駄な費用を抑えながら、着実に購入に導くことができるのでオススメです。
5種類のYouTube広告を使い分けて目的達成をしよう
YouTube広告それぞれに違う役目があり、期待できる効果も違うことがわかって頂けたと思います。
YouTubeは、日々ユーザーが増えているプラットフォームです。
広告を上手に使うことで、売り上げアップが期待できます。
ぜひYouTube広告にチャレンジし、効果を実感してみて下さい。