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動画コンテンツを成功させる“6つ”のポイント|動画の種類とメリットも紹介

動画コンテンツは、企業のマーケティング活動においてますます欠かせないものになってきました。

そこで今回は、「動画コンテンツが注目されている背景」「動画コンテンツの種類やそれぞれのメリット」をわかりやすく紹介します。「動画コンテンツを成功させるポイント」も詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

動画コンテンツが注目されている背景とは?

なぜ動画コンテンツがいま、注目されているのでしょうか。大きく3つの観点から理由を紹介します。

(1) インターネット環境とデバイスが進化しているから

Wi-Fiが普及して、屋内外で快適にインターネットを楽しめるようになりました。

回線速度も改善され、いまでは動画コンテンツをより手軽に視聴できます。また、スマートフォンやタブレットなどのデバイスも数多く登場し、YouTubeをはじめ動画を視聴できるサイトやプラットフォームも豊富です。このように動画を視聴しやすい環境が整っているため、動画コンテンツをマーケティングに活用する企業が増えてきているのです。

(2) Webでの情報収集があたりまえになっているから

ふだん買い物に行く前に、「まずはインターネットで商品について調べる」という人も多いのではないでしょうか。

いまは、Webでの情報収集が当たり前になっています。動画サイトで商品の評判を調べたり、商品のホームページを検索して商品紹介動画を視聴したりする人も多いです。動画コンテンツはとくに、文章だけの広告と比べると気軽に見てもらいやすいという特徴があり、購買意欲の向上に直結しやすいのです。

(3) コストパフォーマンスが良いから

映像系の広告といえば、これまでは「テレビコマーシャル(TV-CM)」一択だったかもしれません。

しかしTV-CMは、番組の広告枠を買い取るために高額な予算がかかり、手を出せない企業も少なくありませんでした。一方で動画コンテンツは、自社メディアやホームページ、動画サイトなどに掲載すれば、無料で自社のPRができます。また、コンテンツとして魅力的であれば、SNSでシェアされて拡散できるため、高いコストパフォーマンスが見込めるのです。

動画コンテンツの種類とそれぞれのメリットとは?

動画コンテンツにはどのような種類があるのでしょうか。
代表的な5つの動画コンテンツと、それぞれのメリットについて紹介します。

(1) プロモーション動画(商品紹介動画)

プロモーション動画とは、おもに商品・サービスの販売促進を目的とした動画のことです。

自社商品の機能やメリット、受賞歴、使用者のインタビューなどをわかりやすく紹介することで、視聴者の購買意欲を高められます。紙のパンフレットや文章だけの広告では、どうしても商品の紹介が読み飛ばされがちです。プロモーション動画にまとめると、より気軽に視聴してもらいやすくなり、購入のあと押しをすることができます。

<こんなシーンで活用したい>

◆商品・サービスがあまり知られていないので、認知度を高めたい
◆ホームページやECサイトで、商品の購入数・売上を伸ばしたい
◆営業活動でスムーズに商品を紹介できるようなツールがほしい

≪一緒に読みたい記事≫動画プロモーションとは?より高い効果を生む“5つ”の活用法

(2) ブランディング動画(会社紹介動画)

ブランディング動画とは、消費者に企業やブランドに対する信頼・愛着を高めてもらうための動画です。

会社の想いやこだわり、ブランドメッセージなどを伝えることで、企業への安心感・信頼感を醸成できます。ブランディング動画では、アニメーションやストーリー調などの表現を使うことで、より印象的に企業のメッセージを訴求することが可能です。自社のファンを増やすことで、長期的な観点で商品の売上につなげられます。

<こんなシーンで活用したい>
◆会社自体があまり知られていないので、知名度を上げたい
◆競合他社と差別化をはかり、業界内での立ち位置を明確にしたい
◆株主や取引先からの信用を高めたい

《一緒に読みたい記事》ブランディング動画のメリットと制作のコツ-具体的な活用事例も

(3) 採用動画

採用動画とは、採用活動において自社への応募数を増やすための動画です。

例えば、社員へのインタビューを動画にすることで、職場のリアルな雰囲気を伝えられます。また、社長や経営層から求職者に向けたメッセージを盛り込むことで、会社の信頼性を訴求することも可能です。いまは少子高齢化の影響で、人手不足に悩む企業も少なくありません。動画で効果的にPRすることで、応募者の増加が期待できます。

<こんなシーンで活用したい>
◆採用説明会に来られないような遠方の求職者に対しても、自社の魅力を伝えたい
◆Webを活用して、より多くの若年層に自社のことを知ってもらいたい
◆職場のリアルな雰囲気を事前に紹介することで、入社後のミスマッチを減らしたい

(4) 展示会動画

展示会動画とは、展示会で製品・サービスを魅力的に紹介し、見込み顧客の獲得をはかるための動画です。

ブースの前に設置された端末で製品の紹介動画を流しておくことで、より多くの来場者をブースに誘引できます。営業が直接声をかけると嫌がられる場合でも、動画なら自然に製品をPRすることが可能です。製品に興味を持った状態でブースへ足を運んでもらえるので、その後の名刺交換・商談にもつなげやすくなります。

<こんなシーンで活用したい>
◆ブースへの来場者・リードの獲得数を増やしたい
◆機能の複雑な製品・サービスをできるだけわかりやすく紹介したい
◆見込み顧客に対してメールマガジンやDMで送付する、魅力的な資料(動画コンテンツ)をつくりたい

(5) 社内向け動画

社内向け動画とは、社員のモチベーションを上げるため、インナーコミュニケーションとして使われる動画のことです。

例えば、業績発表会や代表者のあいさつを動画で公開することで、拠点の離れた社員にもスムーズにメッセージを伝えられます。また、キックオフミーティングをはじめ社内イベントの最中に動画を放映することで、会場の熱気を高めることも可能です。音楽やテロップなどの演出で盛り上がりを醸成できるのも、動画ならではの強みです。

<こんなシーンで活用したい>
◆社員のモチベーションを高め、業績アップにつなげたい
◆全国の拠点に対してスムーズにメッセージを発信したい
◆社内イベントを盛り上げるための施策を取り入れたい

動画コンテンツを成功させる6つのポイントとは?

最後に、動画コンテンツの制作を成功させるためのポイントを6つ紹介します。

(1) 目的とターゲットを明確にする

動画コンテンツを制作する際には、最初に目的とターゲットを明らかにしておくことが大切です。

このふたつを明確にすれば、動画コンテンツの方向性がよりわかりやすくなるからです。

まず目的は、動画で伝えるべき「情報の濃さ」を決める要素になります。例えば、「商品のことを知らない人に、商品の存在を知ってもらいたい(認知度を高めたい)」ことが動画の目的だとします。その際、いきなり商品の性能を詳しく説明しても、視聴者に興味を持たれにくいでしょう。あえて機能についての細かい情報は語らずに、短い尺で商品の使用メリットを印象に残りやすい表現で示すほうが適しています。反対に、「すでに商品を検討している人を購入につなげたい」のであれば、より詳しい商品の情報を伝えるべきです。

またターゲットは、動画で伝えるべき情報と、映像の世界観を決める要素になります。例えば、若い女性をターゲットにした動画に、中高年の男性が好みそうな音楽やタレントを使っても効果はないでしょう。また、小中学生を対象にした動画にもかかわらず、難しい言葉で商品を説明したら理解してもらえません。ターゲットの性別・年齢などを細かく想定し、それらに合う動画の情報やトーンにすることが大切です。

(2) 具体的なKPI・KGIを設定する

動画コンテンツの目的は、見てもらうことではなく、その先の成果につなげることにあります。

そのため、動画を制作する前に、具体的な目標であるKGIとKPIを設定することが重要です。KGIとは到達すべき最終目標のことで、「売上120%アップ」「採用数100名」などを指します。KPIとは、KGIに到達するために達成すべき中間目標のことで、「自社サイトへの流入を月間300PV伸ばす」「動画の視聴回数1万回」などが挙げられます。こうした目標を立てておくことで、効果の振り返りもしやすく、改善の手も打ちやすくなるでしょう。

(3) 「視聴者目線」で動画を制作する

動画コンテンツを制作する際には、「視聴者目線」を欠かさずに持っておくことが大切です。

商品の紹介動画やブランディング動画をつくる際に、企業としてはどうしても「この情報は入れたい」「あの性能の話にもふれたい」と、あれこれ情報を盛り込んでしまいがちです。しかし、視聴者目線に立てば、あまりにも情報が多いと煩雑に感じ、視聴する気が起こらないかもしれません。また、淡々と製品の特徴を語られるよりも、ストーリー仕立てやアニメーションで表現された動画のほうが見たいと思えるはずです。このように動画制作では「視聴者目線」に立ちかえることで、より見る人の共感を得られ、効果にもつなげやすいでしょう。

(4) CTAを設置する

CTA(コールトゥアクション)とは、動画の視聴者に行動を促進するしくみのことです。

例えば、動画のなかに「チャンネル登録への誘導ボタン」や「ホームページへのリンク」を挿入すると、動画視聴中にクリックして誘導できます。また、動画の説明欄にSNSアカウントや自社ECサイトのリンク、問合せ先のアドレスなどを貼っておけば、動画視聴後にチェックしてもらいやすくなります。このように複数のCTAを設けておくことで、動画コンテンツの視聴者をスムーズに次の行動につなげられ、より高い成果を生み出せるようになるのです。

(5) 効果の振り返りまで実施する

動画コンテンツは一度配信して終わりではなく、必ず効果の振り返りまで行うことが大切です。

動画広告や動画サイトには、基本的に分析機能が備わっているので、積極的に活用しましょう。例えば、「ひとりあたりの平均視聴時間」や「再生完了率」が低い場合には、動画の構成を見直して視聴者が離脱しそうな箇所を改善します。また、「動画からホームページへの流入数」が少ない場合には、CTAをより目立たせるといった対策が必要です。このように効果を分析して早期に改善することで、成果を高めることができます。

※動画の効果測定について詳しくは「動画広告って効果はあるの?効果測定の指標・手法も紹介します!」も合わせてご一読ください。

(6) 信頼できる制作会社を選ぶ

動画コンテンツの制作に慣れていない場合、ターゲットの設定や効果の振り返りは、かなり難しく感じるかもしれません。

だからこそ、企画から効果改善までを一貫して伴走してくれて、親身にアドバイスのできる動画制作会社に依頼することが大切です。実績の豊富な制作会社であれば、視聴者目線でさまざまな企画を考えてくれます。信頼できるパートナーを見つけて発注することが、動画コンテンツを成功させる近道といえるでしょう。

※動画制作会社の選び方については「動画マーケティングとは?動画制作を成功させるポイント“4選”!」をぜひご一読ください。

まとめ

動画コンテンツを制作する際は、商品・サービスのターゲット層と目的を意識して企画を立てることが大切です。

しかし、動画制作が初めての場合、どんな動画なら効果が出るのかわからない状態かもしれません。当社では、豊富な動画制作の実績をもとに、“視聴者目線”で、より効果を高めやすい企画を立案できます。また、企画から効果のふりかえりまでを一貫して対応しているので、動画制作で困った際にはぜひ一度お気軽にご相談ください。

≪一緒に読みたい記事≫企業がマーケティング活動のなかで動画を活用する重要性

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