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動画広告にはどんな種類がある?それぞれのメリットと活用法を解説!

動画広告の市場規模は年々伸びを見せ、企業のマーケティング手法として広く浸透しています。

そのため、動画広告の活用を検討している企業も多いかもしれません。そこで今回は、「動画広告の種類やそれぞれの効果」「料金体系」などについてわかりやすく紹介します。動画広告を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。

動画広告の市場規模とは?

インターネット環境の充実や、スマートフォンのようなデバイスの普及により、動画広告の市場は近年目まぐるしく成長しています。

株式会社サイバーエージェントの調査(※)によれば、2020年の動画広告市場規模は2,954億円に達する見通しです。

前年対比114%の成長を記録する見通しで、2021年には3,889億円まで成長することが予測されています。とくにスマートフォン向けの動画広告が需要を底上げしており、「縦型広告」をはじめ新たな広告のかたちも登場しています。「5G」でより快適に動画視聴できる環境が整うため、今後さらに動画広告の市場は広がっていくでしょう。

※参考:サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表 | CyberAgent, Inc.

動画広告を活用するメリット・効果とは?

企業が動画広告を活用するメリットとは何でしょうか。
大きく3つの観点から、動画広告のメリット・効果を紹介します。

(1) より強く印象に残せる

バナー広告のような静止画の広告と比べて、動画広告は視聴者に強く印象を残せます

動画広告では音楽やテロップ、動きなど、豊富な視覚・聴覚要素を駆使することが可能だからです。また、ストーリー仕立てにしたり、アニメーションをつけたりと凝った演出もできるので、見た人に行動を促しやすいのが特徴といえます。

(2) 拡散をねらえる

動画広告は、クリックひとつで拡散されるという特徴があります。

例えば、Twitterにはリツイートという機能があり、気になる動画広告をすぐにフォロワーへ拡散することが可能です。そのため、面白い動画・感動する動画・考えさせられる動画などをつくれば、多くの人へ拡散される可能性が高まり、より高いコストパフォーマンスをねらえます。

(3) 効果測定をしやすい

動画広告を活用すると、ほとんどの場合、専用の「分析ツール」を使用できます。

「再生数」や「表示回数」、「ホームページへの流入数」などが一目瞭然になるため、効果の測定がしやすくなります。例えば、動画内で視聴者の離脱が多かった部分がわかれば、構成や演出を改善して、動画広告の効果をいっそう高めることもできるでしょう。

※動画広告の効果については「動画広告って効果はあるの?効果測定の指標・手法も紹介します!」をご覧ください。

動画広告の種類・それぞれの特徴とは?

動画広告には、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴と、活用することで得られるメリットを紹介しましょう。

(1) インストリーム広告

インストリーム広告とは、動画の最中に挿入される動画広告のことです。

YouTubeを視聴中に突然カウントダウンが始まり、広告が流れることがあるでしょう。それが、インストリーム広告の代表例です。インストリーム広告には、おもに動画の冒頭で再生される「プレロール」、動画の最中に挿入される「ミッドロール」、動画の最後に流れる「ポストロール」があります。また、5秒経てばスキップできる「スキッパブル広告」とスキップできない「ノンスキッパブル広告」があり、最近では6秒間のみ必ず再生される「バンパー広告」も主流です。

(2) インバナー広告

インバナー広告とは、各ポータルサイトやプラットフォームの「広告バナー枠」に表示される広告のことです。

例えば、Yahoo! JAPANのトップページに大きく動画広告が掲載されているのを見たことがあるかもしれません。このようにインバナー広告は、動画プラットフォーム以外のサイトでも表示されるのが特徴といえます。

大きな活用メリットは、ターゲットの細かい絞りこみが可能なことです。例えば、年齢・性別・興味のあるジャンルなどを絞って、特定の相手にだけ動画広告を配信することができます。製品・サービスのターゲット層により近い視聴者からの反響を得ることができ、高いコストパフォーマンスを期待できるでしょう。

(3) インリード広告

インリード広告とは、記事の合間に表示される広告のことです。

例えば、ネットニュースの記事をスクロールしながら読んでいると、途中で動画が再生されることがあります。このように、文章の途中に埋めこまれているのが、インリード広告の特徴です。画面上である程度の大きさが表示されてはじめて、動画が再生されます。

インリード広告の特徴は、自然な流れで動画を表示させやすいことです。記事を読んでいる途中で表示されるので、広告が視聴者の視界に自然に入ってきます。記事の内容と親和性の高い動画広告であれば、視聴者の関心も引きやすいでしょう。動画の内容を工夫することで、クリック率も大きく高められます。

動画広告の料金体系とは?

動画広告には、さまざまな料金体系があります。
そのなかでも代表的な3つの料金体系について、それぞれの特徴を紹介します。

(1) CPM(表示1000件ごろの課金)

CPMとは、「Cost Per Mille」の略で、表示回数1,000件ごとに課金されるしくみのことです。

表示回数によって料金が変わるため、広告をクリックされたかどうかは関係がありません。そのため、よりターゲットに親和性のある動画広告を表示させてクリック率を高めることができれば、高いコストパフォーマンスが期待できます。

(2) CPV(再生数1回ごとの課金)

CPVとは、「Cost Per View」の略で、再生数1回ごとに課金されるしくみのことです。

「再生数」の定義は媒体ごとに異なります。例えば、YouTubeのスキップ可能なインストリーム広告では、途中でスキップされた場合や、視聴時間が30秒未満だった場合は、料金が発生しません。そのため、媒体によっては広告費用を抑えることも可能です。

(3) CPU (クリック1回ごとの課金)

CPCとは、「Cost Per Click」の略で、クリック1回ごとに課金されるしくみのことです。

つまり、クリックされなければ、何度広告が表示されても料金は発生しません。そのため、広告費用を抑えつつ商品の認知度向上をはかれます。また、課金基準が視聴者からの反響(クリック)なので、広告の成果が見えやすいのも特徴です。

動画広告を成功させる3つのポイントとは?

動画広告は、活用の仕方次第で大きく成果も異なります。
ここでは、動画広告を成功させるためのポイントを大きく3つ紹介します。

(1) 最適なメディアと広告の種類を選ぶ

動画広告は、配信するプラットフォーム・広告の種類によっても効果が大きく変わります

そのため、目的を明確にしたうえで、最適な種類の広告を選ぶようにしましょう。例えば、広告費用を抑えながら、できるだけ多くの人に商品を認知してもらいたい場合は、YouTubeでスキップ可能なインストリーム広告を配信するのも手です。また、「商品の購入数」「ホームページへの流入数」など目に見える成果を得たい場合は、ターゲットを細かく絞れるインバナー広告が適しています。それぞれのメディア・広告の種類の特徴を、事前に把握しておく姿勢が大切です。

(2) 視聴者の目線に立って動画を制作する

視聴者の目線に立って動画広告を制作することで、より高い成果につなげることができます。

例えば、配信媒体によっては、動画広告の音声が「オフ」になって再生されるケースも少なくありません。その際、字幕やテロップが挿入されていれば、無理なく視聴してもらえます。また、5秒でスキップ可能な広告は、最初の5秒が退屈では続きを見てもらえません。開始5秒に「伝えたいメッセージ」「共感できるストーリー展開」などを配置すれば、視聴者に見てもらいやすくなり、その後の成果にも結びつけやすいでしょう。

(3) 動画内にCTAを設置する

動画広告の目的は、視聴者に広告を見てもらうだけでなく、サイトの訪問や商品の購入をしてもらうことにあります。

そのため、視聴者を次の行動につなげるため、動画にはCTAを設置しましょう。CTA(コールトゥアクション)とは、視聴者に行動を促すためのしくみのことです。例えば、動画の最後に自社ホームページやECサイトのリンクを挿入しておけば、広告に興味を持った視聴者がサイトへ流入します。このようにユーザーが自然に次の行動を起こせる導線をつくれば、動画広告の成果も高められるでしょう。

まとめ

「Content is King.(コンテンツは王様)」の言葉どおり、動画広告を成功させるには、まずコンテンツの中身となる映像そのものを魅力的に制作することが大切です。制作できる映像の種類は、動画制作会社によっても異なります。まずは信頼できる動画制作会社に、一度大まかな目的や予算感から相談してみることをおすすめします。

当社では、豊富な制作実績にもとづいて、視聴者の目線に立った動画づくりを行っています。目的に合わせて効果の高い企画を立案し、撮影から編集、効果測定までを一貫して手がけることが可能です。動画制作を成功させるパートナーとして力になれる自信がありますので、動画広告でお困りの際はお気軽にご相談ください。

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